烏賊の塩辛が見に行った映画や展覧会の感想など、日々感じたことを徒然に書いていきます。


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川村美術館でパウル・クレー展を見た。

前から気にかけていたのだが、8/20のパウル・クレー展の最終日にぎりぎり駆け込んだ。
川村美術館は2年前にピカソ展をやっていた時に初めて行った。JRまたは京成佐倉駅から送迎バスで20~30分程のところにあるこの美術館は、お世辞にも便利な場所にあるとは言いがたい。筆者の自宅からは片道で約3時間の大旅行になる。だが、送迎バスを降りてあのヨーロッパの古城風の建物と白鳥が泳ぐ池を見た瞬間に、ああまた来てよかったと思った。

「佐倉の真珠」。筆者は密かにこの美術館をそう呼んでいる。美術館は小さいけれど、豊かな自然環境に囲まれた素晴らしい場所にある。大日本インキの創業者一族が集めた美術コレクションも素晴らしい。また、2年前に見たピカソ展といい、今回のパウル・クレー展といい、見所満載の素晴らしい展覧会だった。

パウル・クレーは昔ニューヨークに行ったときに初めて実物を見て、作品の小ささに驚いた記憶がある。小さなその作品は、だが確かに小宇宙を構築していた。
今回の展覧会では、ドイツの3つの美術館や国内のコレクションを集め、パウル・クレーのいろいろな側面を紹介してくれている。昔筆者がその小ささに驚いた水彩画と同じような作品もあるし、もっと大きなものもある。エッチングの風刺画もあったりして、楽しい。
音楽家の一家に生まれたクレーは自身もプロ級のバイオリン奏者だった。彼の作品から音楽のリズムを感じることもできる。だが、彼の好んだ音楽はバッハやモーツァルトで、アーノルト・シェーンベルクのような音楽はあまり好みではなかったと言う。前衛的なクレーの作品から見ると意外な気がする。

川村美術館を見た後、せっかく佐倉に来たからということで国立歴史民俗博物館にも足を運んでみた。ちょうど「佐倉連隊にみる戦争の時代」という特別展をやっていて、この博物館の所在する佐倉城址に歩兵第2連隊・第57連隊が置かれていたときの発掘物や、その他史料が展示されており、ちょうど学芸員の方の解説も聞くことが出来た。常設展では、江戸時代の展示が2008年まで展示替えのため閉鎖中だったのが残念だった。また2年後に行ってみたいと思った。
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by ika-no-shiokara | 2006-08-20 22:41 | 美術